Project #6 タピオカ研究所

日本ではタピオカティーとして知られていますが、主食として調理されたり、クレープの生地としてスイーツになったり、また工業製品の原料としても用いられることがあります。この万能食材タピオカの可能性を極め、ルーツを問わず湖南市民すべてのソウルフードとなるような食品やレシピの開発を目指します。

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プロジェクト記事を読む前に

タピオカ研究所のゴールは、タピオカミルクティーのお店をつくって、どんどん売り上げを伸ばしていくこと(だけ)ではありません。

このプロジェクトは、日常的な外国人と日本人のコミュニケーションや、在日外国人のサポートし、日本人も外国人も分け隔てなく暮らせるまちをつくることが実現したい未来です。

その手段として、赤道周辺の地域で主食になっていたり、いろんな料理に使われているキャッサバ(タピオカのもとになっている芋)を使おうと。


パートナー中野さんの想い

タピオカ研究所のプロジェクトには、地元起業家の中野龍馬さんがパートナーとして伴走してくださいます。

そもそもこのプロジェクトは、中野さんの湖南市に住む外国人の暮らしをサポートしたいという想いが発端になっています。

湖南市に外国人が(工業団地での就労のため)移住し始めてからおよそ30年が経ちます。こんなにも年月が経っていると、日本人と外国人の交流は盛んになっていそうですが、外国人は外国人で支え合うコミュニティができているため、交流はそんなに活発ではありません。

外国人の派遣会社や、行政のサポートもありますが、悩みを抱えているかたも多いと聞きます。

「暮らしをサポートする」というのは簡単ではありません。しかし、もっと外国人と日本人が日常的に交流できるようになれば、市民同士で悩みを解決できる手助けができるのではないでしょうか。

いろんな国から来た人たちがもっと気軽にコミュニケーションをとれるような環境を少しずつ増やしていこう、そのためのプロジェクトがタピオカ研究所です。


なぜ、タピオカ?

「タピオカ」と聞くと、ミルクティに入った粒をイメージする人が多いと思います。

あの粒のことを「タピオカパール」と呼び、「キャッサバ」という芋のでんぷんを丸めたものなんです。この「キャッサバ」という芋は、東南アジア、南米、アフリカと熱帯の地域で広く栽培され、主食からおやつまでいろんなものに加工されて食べられているんです。

湖南市に多く住んでいる外国人1位がブラジル人、2位がペルー人、3位が中国・台湾で、東南アジアの国々が続きますが、いずれの国でもキャッサバを加工した料理があります。

日本でも沖縄にキャッサバ料理があるそう。

このように、タピオカ(キャッサバ)という食べ物を切り口にすることで、たくさんの国と国をつなぎ、新しいコミュニティをつくれるんじゃないかと考えました。

タピオカを使った世界中の料理を調査し、コミュニティを広げていくこと。

そして、タピオカティーやクレープなど日本人にも馴染みがあるお店を出し、外国人雇用などを進める過程で、外国人の生活の困りごとを見つけ、解決の手伝いをできればと思っています。

※この記事は随時修正・追記しています


NCLサイト:タピオカ研究所


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